2018/8/9
肩こりの原因は人によって様々ですが、デスクワークなどの長時間同じ姿勢で作業をされる方に比較的多い症状です。
肩に出てくる痛みやだるさを総称して肩こりと表現していますが、なぜ痛みが出る、だるさを感じるようになるのでしょうか?
骨や神経からくる症状かもしれないと不安に思われている方も多いかもしれませんが、多くの人の場合、肩周囲の筋肉を動かなさ過ぎて、こりが生じているのです。
肩こりは、筋肉が伸び縮みする為に必要な酸素や栄養素を、運んでくれる血流が悪くなった際に起こる症状です。
肩こりの症状が起こるメカニズム
なぜ、デスクワークなど長時間同じ姿勢で作業をされることが多い人が、血流が悪くなってしまうのでしょうか?
それは、30分収縮した状態のままでいると固くなるという、筋肉の性質があるからです。
収縮した状態が続くと、筋肉の周囲にある毛細血管を、収縮して太くなった筋肉が圧迫し、血流を悪くしてしまうのです。
血流が悪くなると、筋肉に必要な酸素や栄養素が不足し、筋肉は酸欠状態となります。
血流が悪くなると、酸素や栄養素を取り込めなくなるだけでなく、筋肉が伸び縮みする際に発生する、老廃物や疲労物質を循環させられなくなってしまい、それが蓄積して発痛物質という、痛みやだるさ等の症状を感じるような物質へと変化し、それを脳が感じ取ることで、肩こりや痛み、だるさといった症状を引き起こさせるのです。
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