2018/6/7
肩こりと言っても様々な筋肉が原因になっていますが、今回お話させて頂くのは、肩甲挙筋という筋肉についてです。
第一頚椎から第四頚椎の横突起というところから、肩甲骨の上角、内側縁の上部1/3に付着する筋肉です。
首から肩にかけてついている筋肉ということになります。
肩甲挙筋の主な働きとしては、肩甲骨を引き上げる、つまり肩をすくめるような動きをする時に、肩甲挙筋は収縮をします。
では、私達は肩をすくめるといった動きを、日常的に行っているから肩がこるのでしょうか?
原因はそれだけではないのです。
肩甲挙筋の働きの中に、頭の重みを支えるといった働きがあります。
真っ直ぐ前を向いている時も、字を書いたりするために下を向いたりする時にも、頭の重みを首が支えているので、必然的に首から肩にかけて繋がっている肩甲挙筋という筋肉には、日常的に負担が蓄積しているのです。
肩こりの原因は様々ですが、長時間同じ姿勢でいることが多い方に起こりやすい症状です。
同じ姿勢でいるので、活動をしているわけではないから、負担がかかっていないと思いがちですが、その姿勢を維持するためにも筋肉は収縮をし続けているのです。
収縮をしている状態が続くと筋肉の周りの血管が、収縮をして太くなった筋肉に圧迫されてしまいます。
そうなると、血液から筋肉の働きに重要な酸素や栄養素がもらえなくなってしまいます。
この状態が続くと、筋肉は酸欠になってしまいます。
肩こりは筋肉に必要な酸素や栄養を、運んでくれる血流が悪くなった結果起こる症状です。
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